アキ~羞恥の身体検査19~
X字の磔台からはずされると、アキはその場でへたり込んでしまった。アキの腰は先ほどの検査で抜けたようになってしまっていた。
できればこのままへたり込んでいたいが、そんなこと許されるわけもない。
「ありゃ、またお願いしていいかの?あれに、そうそう」
老先生の指示で2人の男性がアキの体を支え新しい拘束台に移動させた。
部屋の中心部にあった革張りの鞍馬にうつぶせに寝かされ、手かさと足かさを取り付けられ、腰もベルトで固定された。
革張りの鞍馬は赤い色をしていて、普通の鞍馬よりも小さくアキの下半身を突き出すような体勢で拘束されてしまった。
「…あぁぁこんな格好…なんて」
後ろからみたら大事なところは丸見えの状態、アキは先ほどよろ恥ずかしさをより感じる体勢に耐えていた。
「ほぉほぉほ、なかなかいい格好じゃよ、お尻がよく見える」
そういいながら後方にゆっくり向かう老先生がアキの羞恥を高めていく。
「見ないでください…恥ずかしいです」
無駄とわかりながら、何もしないでなどいられない。
体を揺らしてみるがしっかりした鞍馬はびくともしない。
手かさ足かさも手足の長さぎりぎりで固定され、さらに腰のベルトでほとんど動くことができない。
「無駄じゃよ、あんまり動かれるとこれからの検査は危ないからの」
後方に回ると老先生アキの尻を鷲づかみやわやわともみだした。
「なかなか大きないい尻をしておるは、こりゃ検査が楽しみじゃの」
老先生はそうつぶやくと眼光怪しく微笑んでいる。
それは幸か不幸か、その顔はアキには見えなかった。
category - 小説アキ
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