アキ~アキのエステ9~
あの後2セットのサウナルームとプールを往復を済ませた。アキはぐったりっと車椅子に体を投げ出している。
涙も鼻水も乾いてかぴかぴになっている。
指先ひとつ動かすのもおっくうなほど体力を消耗されてしまっている。
そんなアキの車椅子を機嫌よさそうに後ろからスズが押している。
ついた先はシャワーが設置してあり、車椅子ごと温かなお湯をかけられている。
くしゃくしゃの顔も、体も生き返るような温かさにもう出ないっと思っていた涙がほろほろっと流れてきた。
「ほら泣かないで、この後体のマッサージで今日はもう終わりだから」
そう慰めながら車椅子の拘束をはずし、背中にもシャワーをかける。
シャワーの後は柔らかなタオルで優しく拭いてもらい、ベッドだけの部屋に通された。
抗う力もなく、ただただ従おうようにベッドに横たえさせられる。
まずは手先と足先から上へ上へ上げるようにもまれる。
そしてそれをリンパに流すように優しいがしっかりした力でマッサージを続ける。
その動きは気持ちよく疲れた体を癒していってくれるようだった。
そしてその優しい手は癒しの手は急に豹変するようにアキに向けられた。
わからないような優しいタッチで、アキがそれは違うっと気づいたときにはもう侵食されていた。
その侵食は股間節のリンパを流すような仕草から始まった。
優しく強く股間節をさすられる。
そして両足を高く上げられ、足先から下に血液が流れるような感覚がした。
気持ちいい…アキは惚けるようにスズにまかせっきりになっていた。
高く上げられた足が突然左右に広げられた。
大事なところが丸見えになり、その間にはスズが陣取っていた。
category - 小説アキ
コメントの投稿
コメント:一覧
この記事にトラックバック:
トラックバック:一覧