アキ~羞恥の身体検査9~
「さてとこれでいいかな?」サエはスポンジを抜き取ると暖かいシャワーをかけ、丹念にそこを洗い流した。
アキはもうされるがままになっていた。
スポンジでこねくり回されたそこは、熱くはれぼったく少し口を開いていた。
「あらあら、あんなに嫌がっていたのに、あんがい飲み込みが早いのかしら?
いい商品になりそうね」
サエが鼻で笑うように言い放つと。
「そうね、まるで初めてのあなたをみてるようなだはサエ」
っとサヤが妹に笑いかけた。
「もう、あのころの話はやめてよ恥ずかしいじゃない」
そんな話をしながら椅子からアキは下ろされ、最後の仕上げのように全身をもう一度洗われた。
ふわふわのタオルで体を拭かれると、白い手術の時患者着るような服を着させられた。
「もしもし、こちら洗浄が終わりました。」
サヤが受話器で洗浄の終了を知らせると扉が開き女性が立っていた。
「すっかり綺麗にしてもらったようね、二人ともお疲れ様、次の部屋へ行くはよ」
そういうと女性は、私の前を歩いていった。
「「じゃあがんばってね」」
そう声をそろえて手を振る二人を一目振り向き、アキは次の部屋へ入っていった。
category - 小説アキ
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