アキ~羞恥の身体検査9~
「さてとこれでいいかな?」サエはスポンジを抜き取ると暖かいシャワーをかけ、丹念にそこを洗い流した。
アキはもうされるがままになっていた。
スポンジでこねくり回されたそこは、熱くはれぼったく少し口を開いていた。
「あらあら、あんなに嫌がっていたのに、あんがい飲み込みが早いのかしら?
いい商品になりそうね」
サエが鼻で笑うように言い放つと。
「そうね、まるで初めてのあなたをみてるようなだはサエ」
っとサヤが妹に笑いかけた。
「もう、あのころの話はやめてよ恥ずかしいじゃない」
そんな話をしながら椅子からアキは下ろされ、最後の仕上げのように全身をもう一度洗われた。
ふわふわのタオルで体を拭かれると、白い手術の時患者着るような服を着させられた。
「もしもし、こちら洗浄が終わりました。」
サヤが受話器で洗浄の終了を知らせると扉が開き女性が立っていた。
「すっかり綺麗にしてもらったようね、二人ともお疲れ様、次の部屋へ行くはよ」
そういうと女性は、私の前を歩いていった。
「「じゃあがんばってね」」
そう声をそろえて手を振る二人を一目振り向き、アキは次の部屋へ入っていった。
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アキ~羞恥の身体検査8~
「あっあっう、抜いて、お願い抜いてください」初めての異物感と、軽い痛みにそんなところを洗われているという羞恥心にアキはもうわけがわからなくなっていた。
涙はとめどなくこぼれ、顔をぐしゃぐしゃにしていた。
「まだ始めたばかりじゃない、ほらしっかり力を抜いてください。動かすはよ」
そういうとサエはスポンジを奥に進めていった。
それに伴って異物感が強くなり、痛みはもうないが恐怖心が増えていった。
そして奥に入ると中を何回かかき回し後、引き抜かれるを繰り返された。
「嫌、そんなやめて怖いよ、怖いの」
泣き叫ぶアキを見て、サヤは小さくため息をついた。
「だいたいの商品がここでパニックおこすのよね。
ほら、大丈夫よ吸って吐いて吸って吐いて、呼吸をしっかりすれが楽になるでしょ?」
そういいながらアキの頭を優しく撫でた。
するといきなり、サエがスポンジを今までにないほど奥に突き立てた。
「ああぁぁぁ!!」
あまりの衝撃にアキは悲鳴をあげた。
「こら、サエ乱暴にしないの!傷ついたらまた懲罰いきよ」
「はぁいわかってますよ、でもお姉さまがこんな商品に優しくするから」
そういうと、先ほどより乱暴にスポンジは奥へいれこねくり回しだした。
「まったくもう、ほら早く終わらせて一緒におやつでも食べましょう、ね?」
そんなサヤたちのほほえましい会話とは裏腹、アキはおなかの中をこねくり回される感覚にに耐えていた。
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アキ~羞恥の身体検査7~
サヤは細いスポンジにたっぷりと色の付いた液体をかける。その液体はかなり粘り気があるようでった。
「今回は本当に力を入れてると怪我するので注意しておきますね。
これをあなたのお尻に入れて洗いますからね。」
信じられない言葉をかけられた。
お尻?お尻ってあのスポンジのサイズだとどこを洗うというのだろうか?
もう考え付くのは一つしかない。
そういうとサヤはサエにそのスポンジを渡した。
「お姉さまは優しいな、そんな先に言ってあげちゃうなんて怪我するなんて自己責任じゃない」
サエは冷たい眼差しでアキを見下ろして言った。
「そんなこといって、前気に入らなかった商品のお尻の穴を血だらけにして懲罰くらったことあったじゃない。もうあんなのはごめんなのよ」
サヤの恐ろしい言葉に背筋が凍った。
「嫌、お願いやめて、そんなところ触らないで」
震える声で、アキが懇願する。
前が見えないほど恐怖で涙がたまっていた。
「静かにしないとあなたもサエに血だらけにされちゃうわよ、妹は気が短いのよ」
そういうと、サヤは笑顔でウィンクした。
「そんなことないよ、あの時はあんまりにも聞き分けなかったからつい手元が狂っただけじゃない」
場にそぐわない和やかな会話がアキの上でされている。
「さてと、話はこれくらいにして始めますよ、息を吐きながら力を抜いてくださいね」
その言葉とともに触られたこともない、自分で触ったこともない場所に異物と軽い痛みを感じた。
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アキ~羞恥の身体検査6~
サエは容赦なく大事なところをスポンジでかき混ぜてくる。「あぁぁ!お願いもうやめて」
アキは泣きながら懇願するが双子にはまったく通じない。
「何を言ってるんですか?綺麗にしていないと恥ずかしいのはあなたですよ」
「そうですよ、先生に今から診てもらうんだから隅々まで綺麗にしないといけません」
そういってスポンジで中をかき混ぜ続けられた。
敏感なところを双子に散々かき混ぜられ、否応なしに体は高まっていく。
しかしその高まりは消して解消されるものでもなく、差恥だけを感じさせるものだった。
「さてと、前はこれでいいかしらお姉さま」
そういうと妹は姉にチェック求めた。
「そうね、相変わらず丁寧な仕事ねサエ」
そういうとサヤはにこりっと妹に優しく笑いかけた。
その言葉を聞いて、アキはこの恥ずかしい時間が終わったのだと安堵した。
しかし、その後驚きの言葉を聞くことになる。
「次は後ろをしないとね」
後ろ?後ろとはどこのことなんだろう?
背中のことだろうか?
嫌な予感でアキは背中に冷たいものが走ったような気がした。
そして、サヤはさらに細身のスポンジと何か色の付いたボトルを取り出した。
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アキ~羞恥の身体検査5~
「あぁぁ!」開かれて丸見えの大事なところに異物を感じアキは思わず声をあげてしまった。
「痛かったですか?だから力を抜いていてくださいっていったのに」
そうサエがあきれたようにつぶやいたかと思うと、モーター音とともに感じたことのない圧迫感に襲われた。
「何?何をしてるの?」
パニックになって暴れようとしても腕も足も動かせない。
「あんまり暴れると危ないですよ、大事なところが傷ついてしまいますよ。
大丈夫ですよ、中を洗ってるだけですから。」
そう言われるともう暴れれなくなってしまった。
大事なところからは入りきらなかった水が溢れ出し、アキは早くこの時間が過ぎるのを願うだけだった。
「こんなことで大騒ぎしていたら、この後が思いやられますはねサエ」
そういうとサヤは細い柄の付いたスポンジをサエに渡した。
「まったくですね、お姉さまこの後の身体検査で卒倒するんじゃないかしら?」
その言葉はスポンジをいきなり大事なところに入れられたアキには届いていなかった。
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アキ~羞恥の身体検査4~
得体のしれない椅子は赤く、背もたれと足と腕をを置くところがあり、足枷と手枷が付いていた。そして座るところには、穴が開いていた。
アキが服を脱ぎモジモジとしながら椅子に座ると、
驚くほどの力で体を開かせられ、足枷と手枷が付けられ動きを封じられてしまった。
「さてと、サエ洗うとしましょうか」
そういうと双子の一人が椅子を動かしアキは開脚したまま後ろに倒された。
「はい、サヤお姉さま。」
そういうともう一人がシャワーの温度を確かめ始めた。
もうアキは羞恥心でたまらなかった。このポーズは確実に見られている。
大事なところから、誰にも見せた事のないところまで。
サヤと呼ばれている姉の方が泡だてられたスポンジを体中に這わせている。
アキはスポンジのくすぐったいのに絶えるので精一杯だった。
「さてとこんなものかしら?」
そういうと体を洗っていたサヤはシャワーで泡を流し終えた。
「こちらも用意できてましは」
そういうとアキは気づいていなかったがサエという妹の方が振り向いた。
片手には何か機械のようなものと小さなブラシをもっていた。
「力を抜いていてくださいね、変に力を入れると痛い思いしますよ」
足元に二人がスタンバイする。アキは羞恥心でわけもわからず何も聞こえていなかった。
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アキ~羞恥の身体検査3~
「ほら、早く立ちなさい次はあなたの体を綺麗にしてもらわなきゃいけないのだから」打ちひしがれているアキを鼻にもかけず女性は言い放った。
ノロノロと丸まった頭を持ち上げアキは次の部屋に通された。
そこはタイル張で湯船とシャワーがありシャワーの前に見慣れない椅子がおいてあった。
そこには女性が二人の作業服の様な格好をしていた。
二人は同じ顔をしていた。双子のようだった。
「じゃあお願いするはね」
そういい残すと女性は部屋を出て行ってしまった。
「服を脱いでこちらの椅子にお座りください」
口調は丁寧だが感情のない言葉で作業服の1人の女性は言い放った。
「あの、体なら自分で洗えますが…」
アキは恥ずかしさからできれば自分一人で入浴したかった。
そしてその見慣れない椅子には座りたくはなかった。
「何を言っているんですか?ここであなたに自由にできると思っているんですか?」
冷たい言葉でそういい放たれてはアキは抗うことができない。
服を脱ぐと得たいのしれない椅子に腰掛けた。
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アキ~羞恥に身体検査2~
その後タイマーがなると女性が入ってきて他の部屋に通された。椅子が一つと男性が一人立っていた。
「ここで髪を先ず切ってもらうは、その傷みきった髪じゃとてもお客には出せないもの」
そういうと男性と一言二言話すと女性はアキを促し椅子に座らせた。
男性はアキに美容院のローブのようなものをかけガチャガチャと何かをいじっている。
そしてしばらくすると聞きなれないモーター音がしだした。
驚いて振り返ったアキの目に入ったのは電動バリカンを持った男性だった。
「えっ?何?」
驚いてアキは女性に助けの眼差しを送るが、女性は何気ない顔で言い放った。
「そんな傷んだ髪じゃお客に出せないっていったでしょ、根元から綺麗にしないとね」
アキは初めて今実感した。ここに私の自由などないのだと。
茶色い傷んだ髪の山ができるにつれて、頭が軽くなっていく。
「ふむ、こんなものでどうでしょうか?」
男性が女性に確認をとっている。
「いいわね、黒い髪のところでちょうど綺麗に刈られているわね。
お客に出すときには綺麗な髪が伸びることでしょう」
そう満足げにいう女性を尻目にアキはなぜだか涙を堪えていた。
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アキ~差恥の身体検査1~
「起きなさい、朝よ」いつの間にかアキは寝てしまっていたようだ。
昨日の緊張の中よく寝れたと自分でも驚いた。
「昨日はよく寝れたかしら?まぁ食事に少し薬を入れておいたから寝れたでしょうが」
なるほど、睡眠薬が入っていたのか。
「大丈夫よそんな訝しげな顔しなくても、すごく弱い薬だから」
アキの不安そうな顔をみて少し笑いながら女性は言った。
女性は笑うと少し雰囲気が暖かくなることをアキは初めて知った。
「さてと、今日はあなたの体のケアをしてもらうは、髪を切って体を綺麗に洗ってもらうのよ。
あと、簡単な身体検査もね」
確かに昨日はお風呂も入らずに寝てしまった。髪もお金がなくしばらく手入れをしていない。
アキの髪はブリーチで傷み、少し黒い毛が出てきていた。
「朝食の時間は30分よ、その後すぐに出れるようにしておきなさい」
そういうと女性はタイマーを仕掛けた。
すぐに暖かい野菜スープとトースト、サラダにヨーグルト、そして果物かトレーに乗せられてきた。
いつもアキが食べているものよりずっと豪華だ。
「きちんと残さず食べなさいね、体が資本なんだから」
そういうと女性はタイマーを残し部屋から立ち去った。
アキはその後の惨劇を知るわけもなく、少しの安らぎを感じていた。
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アキ~プロローグfin~
アキは宛がわれたベッドと机、椅子しかない白一色に部屋でただ一人震えていた。突きつけられた現実にただ打ちひしがれるしかなかった。
アキはその後多くの書類にサインをさせられた。
ほとんど内容は覚えていなかったが、1文だけがどうしても頭から離れなかった。
『乙は甲のどのような要望にも従い、それを必ず実行すること』
どのような要望でも従わないといけないのだ、一体どんなことをさせられるのだろうか?
ベッドに腰掛、体を抱え込み自分の震えをどうにかとめようとするが、今後のことを考えるとどうしても止まらない。
そして最後の女性の言葉だけがアキの希望になった。
「これであなたは我が社の商品よ、
安心して10年後には借金もない綺麗な体で外の世界に出してあげるは」
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